32歳でステロイドをやめる事を決め、根本的に体を変えていく決意をした夫は、井本整体の技術を修めた整体の先生に「汗を出せるようになるといいね。」と言われました。
vol.5で夫の当時の体の特徴について書きましたが、その一つは汗をかきにくい、ということでした。汗をかきにくい特徴と、もう一つの二の腕が痩せているという特徴はどちらも、呼吸器が 呼吸器(肺)の働きが良くないことを現しています。
二の腕と肺の関係についてはvol.5で書きましたが、汗と肺(呼吸器)も深い関係があります。呼吸器がいい状態だと気持ちのいい汗がかけます。と言うのも、汗と関係の深い背骨(胸椎5番)はちょうど肩甲骨と肩甲骨の間にあるのです。呼吸器が緩んでいて良く働いていると、胸椎5番の働きも良く、いい汗がかけるのです。
「汗を出せるようになるといいね。」はアトピーの痒みに悩まされていた夫にとっては、蒸しタオルで痒みが和らいだ経験(vol.3)が無かったら、もしかしたらかなり抵抗があった文言だったかもしれません。汗をかくと汗の刺激で皮膚が痒くなることがあるから、「汗かくの禁止!」みたいな体の反応があっても自然なのかなと思います。
でも、蒸しタオルで痒みが静まったのを体験しているので、先生の言うことは信用していました。
汗をかける体に変わっていけるようにと、整体の先生は夫の縮こまって硬くなった肋骨を緩める体操を教えてくれました。